クラシックへ向けて、さらなる輝きを放つ。
サトノダイヤモンドは13年当歳セレクトセールで落札された良血馬。2億3000万円(税抜き)の高値をつけたディープ産駒にかかる期待は大きい。
ここまで2戦2勝と、高額馬にふさわしい成績を収めている。新馬戦は同じセール出身で、さらに高値をつけた
ロイカバードと対戦。2番手で折り合いをつけると、ステッキを振るうことなく、ラ
イバルに2馬身半差の完勝を決め“5億円対決”を制した。続く500万下も圧巻のVだ。中団から瞬時に加速。上がり3F33秒9の切れで楽勝してみせた。
2戦の手綱を取ったルメールが絶賛する。「強いね。とてもいい体をしているし、メンタルも強い。前走は最後のスピードが良かった」と力強くうなずく。先行策に、中団からと、違った競馬で2戦をV。またがった感触に変化はあったのだろうか。「新馬戦と比べると、前走は
パワーがついていた」。一戦ごとの成長ぶりも高く評価している。
1週前追い切りは、栗東CWの3頭併せで6F85秒3-11秒6(強め)。重賞ウイナーの
トーセンスターダムと
サトノダイレンサ(4歳500万)の古馬を相手に追走先着を果たした。池江師は「ディープ産駒だけど、燃え過ぎないところがいい。大人びていて、無駄なところで力を使わない」と扱いやすい気性を強調する。狙うは3連勝での重賞V。土付かずのまま大舞台へと突き進む。
提供:デイリースポーツ