恐れ知らずの4歳馬が、目下の充実ぶりを大いにアピールした。3連勝を飾り、マイル界の新星として売り出し中の
ダッシングブレイズが、栗東坂路で豪快なアクション。単走ながら、弾丸のようなスピード感と迫力で一気に突き抜けた。
「先週しっかりやっているので、今週はそんなにやりませんでしたが、
ゴーサインを出したら、いつでもスッと行けそうな感じでしたね。いい状態だと思います」と吉村師は合格点を与える。1週前に4F51秒8-12秒2の猛時計をマーク。この日は抑え気味だったが、それでも4F53秒5-38秒8-12秒5と理想的な数字を並べた。
2度目の重賞挑戦。昨年の
シンザン記念は1番人気で4着と苦杯をなめた。しかし、本格化した今なら、リベンジするのは難しいことでない。「これまでとメンバーは違うが、連勝のままGIのステージへと向かって行きたい」と指揮官が言えば、自身の2週連続重賞(
シルクロードS=
ダンスディレクター)Vを狙う主戦の浜中も「東京のマイルはベスト。ここでも十分勝負になる」と意欲を見せた。
提供:デイリースポーツ