無傷3連勝での重賞制覇へ-。最終追い切りはこれまでと同様、比較的ソフトな内容だった。
サトノダイヤモンドは栗東CWで
ゴールドラッシュ(3歳未勝利)と併せて5F70秒0-39秒8-12秒5をマーク。2馬身追走の形から4角で内に入り、軽く仕掛けた程度で僚馬を抜き去った。
軽めだったとはいえ、ゴール後は手を動かして気を抜かせないようにするなど、馬の内面にも留意した直前リハ。騎乗したルメールは「
リラックスしていたし、反応が良かった」と満足そう。見届けた池江師は「概ね順調にきた」と及第点を与えた。
デビューからの連勝に「何も言うことはないな、という感じ。特に初戦はそれほど調教をやっていなかったので、動けると思っていなかった」と指揮官はセンスの高さをたたえる。
クラシックに向けて落とせない一戦。「あえて硬い馬場を経験させるために京都を選んだ」と参戦の意図を明かしたトレーナーには、どんな条件下でも動じない走りを見せてほしい思いがある。主戦のルメールも「GIIIを勝ってGIだね。
ステップ・バイ・
ステップ(一歩一歩前進)。自信があるよ」と期待度は
マックスだ。ダイヤモンドは傷つかない。ここでラ
イバルたちを完封して、春の主役へと躍り出る。
提供:デイリースポーツ