1日、京都競馬場で行われた
天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)は、先手を取った
武豊騎手騎乗の2番人気
キタサンブラック(牡4、栗東・
清水久詞厩舎)が、そのまま直線に入って、好位追走から並んできた13番人気
カレンミロティック(セ8、栗東・
平田修厩舎)とゴールまで競り合い、これをハナ差下して優勝した。勝ちタイムは3分15秒3(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着には、3番人気
シュヴァルグラン(牡4、栗東・
友道康夫厩舎)が入った。なお、1番人気
ゴールドアクター(牡5、美浦・
中川公成厩舎)は12着に終わった。
勝った
キタサンブラックは、
父ブラックタイド、
母シュガーハート、
その父サクラバクシンオーという血統。一瞬
カレンミロティックが前に出る場面もあったが、これを見事差し返し、昨年の
菊花賞に続くGI・2勝目を挙げた。また、鞍上の
武豊騎手は、2006年の
ディープインパクト以来、7度目の本レース制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
キタサンブラック(牡4)
騎手:
武豊厩舎:栗東・
清水久詞父:ブラックタイド母:シュガーハート母父:サクラバクシンオー馬主:大野商事
生産者:
ヤナガワ牧場
通算成績:10戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2015年
菊花賞(GI)
【北島三郎オーナーのコメント】
涙が出ました。ただただ感謝で一杯です。ずっと先頭にいたものですから、いつ後ろの馬に抜かれるか心配で、追い越すな、追い越すなとずっとお願いしていました。これからも歌はもちろん、競馬でも頑張りますので、よろしくお願いします。
※馬主名義は大野商事
【
武豊騎手のコメント】
いいスタートを切れて、状態も凄く良かったので、押し切れるかなと思っていました。直線では(
カレンミロティックに)一旦前に出られてしまったのですが、よく差し返してくれました。伝統ある天皇賞を北島オーナーの馬で勝ててより一層嬉しいです。