4月10日に行われた
桜花賞を
ミルコ・デムーロ騎手とのコンビで制した
ジュエラー(牝3歳、栗東・
藤岡健一厩舎)が左前脚の第1指骨を剥離骨折したことが分かった。
藤岡健一調教師が5日、発表した。
藤岡健一調教師は「もともと球節にはれのある馬で経過を見ながら調整していたが、昨日(4日)の調教後に歩様が乱れたので確認したら骨折が判明した。大きな骨折ではないですが、
オークスは出られません」と説明。
全治は3カ月で、6日に宮城県の山元トレセンに出発する。週明けには北海道の社台
ファームに移動し、手術が行われる予定。師は「オーナーをはじめ、牧場関係者、ファンも期待してくれていたので、こういう結果になって申し訳ないですが、しっかり休養して秋に備えたい」と前を向いた。
順調に回復すれば、
秋華賞(10月16日・京都)を目指す方針で、その前哨戦から復帰の予定だ。
同馬は11年ドバイワールドCなどを制した
ヴィクトワールピサの初年度産駒として、昨年11月に京都でデビュー、新馬勝ちを決めた。
シンザン記念、
チューリップ賞こそ続けて2着に敗れたが、
桜花賞では
シンハライトとのゴール前の激戦を2センチ差で制してV。見事に
桜花賞馬の座を射止め、
オークス(22日・東京)での2冠制覇が期待されていた。
提供:デイリースポーツ