22日、東京競馬場で行われた
オークス(3歳・牝・GI・芝2400m)は、道中は後方に構えた
池添謙一騎手騎乗の1番人気
シンハライト(牝3、栗東・石坂正厩舎)が、直線で馬群をこじ開けて脚を伸ばし、中団追走から一旦は抜け出した5番人気
ビッシュ(牝3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)を捕らえ、さらに大外から上がってきた2番人気
チェッキーノ(牝3、美浦・
藤沢和雄厩舎)の追撃も振り切り優勝した。勝ちタイムは2分25秒0(良)。
2着はクビ差で
チェッキーノ、3着はさらに1/2馬身差で
ビッシュとなった。なお、3番人気
エンジェルフェイス(牝3、栗東・
藤原英昭厩舎)は10着に終わった。
勝った
シンハライトは、
父ディープインパクト、
母シンハリーズ、その父Singspielという血統。わずかな差で敗れた
桜花賞の悔しさを晴らし、樫の女王の座に輝いた。
桜花賞2着、
天皇賞・春2着、
NHKマイルC2着、
ヴィクトリアマイル3着と春のGIで勝利に届かないでいた鞍上の
池添謙一騎手にとっても待望のGI制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
シンハライト(牝3)
騎手:
池添謙一厩舎:栗東・石坂正
父:ディープインパクト母:シンハリーズ母父:Singspiel
馬主:キャロット
ファーム
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:5戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2016年
チューリップ賞(GIII)
【
池添謙一騎手のコメント】
自分でイメージしていたよりも少し後ろの位置でしたが、折り合いはついていましたし、リズム良く走っていてくれたので、いい形で進めることができました。直線ではどこに行こうか迷いましたが、石坂先生から「せっかく好枠を引いたんだからロスなく乗ってきてくれ」と言われていたので真ん中に突っ込んでいこうと思いました。
前走(
桜花賞)が凄く悔しい負け方で、晴らす舞台はこの
オークスだと強い気持ちで臨んでいたので、(勝てて)ホッとしています。
秋華賞は
桜花賞馬(
ジュエラー)や
NHKマイルCを勝った馬(
メジャーエンブレム)もいる、ナンバーワンを決めるレースになると思いますので、1番になれるよう頑張ります。