「セレクトセール2016」(11、12日、北海道苫小牧市ノーザンホースパーク、※価格は全て税抜き) 2日間にわたって行われた日本最大の競走馬セリ市が終了した。『サトノ』の冠名で知られる里見治氏が存在感を誇示。2日間で8頭のディープ産駒を含む13頭を購入し、合計13億2700万円のお買い上げとなった。
「
イルーシヴウェーヴ16」(牡)は、
ディープインパクト産駒の当歳馬としては史上最高額となる2億8000万円で落札。アイルランドを拠点にする世界的な
クールモアグループとの競り合いを鮮やかに制した。
そして、今年のダービー2着馬
サトノダイヤモンドの全弟「
マルペンサ16」(牡)も再び2億8000万円で落札。里見氏は「いい馬が買えたので(満足度は)100%。金額はちょっと行き過ぎだけど」と苦笑い。サトノ軍団悲願のG1制覇へ、着々と態勢を整えている。
2日間のセール落札金額は、史上最高だった昨年の131億7350万円を17億円以上更新する149億4210万円をマーク。
主催の日本競走馬協会の会長代行を務める社台
ファーム・吉田照哉代表は「英国のEU離脱で日本の株価が下がり、影響を受けるかと思ったが、心配はなかったし、(数字が伸びたことに)驚いている」と大成功を喜んでいた。
提供:デイリースポーツ