TCKでは1986年7月31日に日本初のナイター競馬「トゥインクルレース」が始まった。今年は30年目となる節目の年。7月31日からの開催ではさまざまな豪華イ
ベントが目白押しで、東京の真夏の夜、より華やかな開催になりそうだ。
8月2日には、
オーバルスプリントなど6つの重賞勝ちを収めて、NAR
グランプリ4歳以上最優秀牡馬を受賞した
セイントメモリーの引退式も行われる。今後はTCKの誘導馬になる予定、先輩誘導馬の
ボンネビルレコードとともに人気者になってほしい。8月3日には
セイントメモリーが連覇した重賞・
サンタアニタトロフィーが実施される。
8月2日第11レースは、A2以下による準重賞・
シーサイドカップ(大井1200m)。1着馬には8月31日の重賞・
アフター5スター賞(大井1200m)への優先出走権が与えられる
トライアルレースだ。
ここでは美浦の
本間忍厩舎所属だった
マリカ(大井・
橋本和馬厩舎<小林>)が移籍初戦を迎える。父は
サウスヴィグラスで、中央時代は短距離戦で4勝。南関東の一員となり、快速ぶりをどのくらい発揮していくのだろう。
マリカは
サンタアニタトロフィーに出走する中央卒業生の
ドレッドノートと同厩馬。
また、8月4日第7レースでは2歳馬による
JRA指定競走・フレッシュスター特別(大井1200m)が実施される。
先ほども紹介した
セイントメモリーや、のちの
ジャパンダートダービーの覇者
マグニフィカ、
桜花賞(浦和)馬
マルノマンハッタンなども出走したレース。昨年優勝した
ラクテはその後も短距離戦で持ち味を発揮し、前走の
優駿スプリントは僅差の2着。これからの短距離戦での活躍が期待されている1頭だ。
今年も素質馬たちがそろっており、まだデビューしたばかりの若駒たちの熱戦が興味深い。
(文:高橋華代子)