28日、札幌競馬場で「2016ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」の後半2レースが行われた。

　前日の第2戦終了時点では、2戦ともに2着の武豊騎手(栗東)と、第1戦5着、第2戦1着のミルコ・デムーロ騎手(栗東)が40ポイントで並んで首位となっていた。

　札幌10Rで行われた第3戦(3歳上・1000万・芝1200m)は、ミルコ・デムーロ騎手(栗東)騎乗の5番人気クリノハッチャン(牝5、美浦・高市圭二厩舎)が差し切り勝ち。2着は武豊騎手(栗東)騎乗の1番人気イッテツ(牡4、美浦・斎藤誠厩舎)、3着はエマジェーン・ウィルソン騎手(加)騎乗の2番人気グレイスミノル(牝4、栗東・本田優厩舎)だった。

　そして札幌12Rで行われた最終第4戦(3歳上・1000万・芝1800m)は、永森大智騎手(高知)騎乗の6番人気メイクアップ(牡5、栗東・谷潔厩舎)が優勝。2着はクレイグ・ウィリアムズ騎手(豪)騎乗の13番人気ランドオザリール(牡5、栗東・岡田稲男厩舎)、3着はジョアン・モレイラ騎手(香港)騎乗の3番人気ハツガツオ(牝5、美浦・石栗龍彦厩舎)だった。

　この結果により、初日の第1戦5着、第2戦1着に続き、第3戦1着、第4戦5着としたミルコ・デムーロ騎手(栗東)が合計80ポイントを獲得して優勝を果たした。2位は61ポイントで武豊騎手(栗東)、3位は47ポイントで永森大智騎手(高知)となった。

　また、出場騎手を「外国騎手・地方競馬代表騎手チーム(WAS選抜)」と「JRA代表騎手チーム(JRA選抜)」に分けて行われるチーム対抗戦は、WAS選抜チームが208ポイント、JRA選抜チームが245ポイントで、JRA選抜チームの勝利となった。最終成績は以下の通り。

【最終成績】

1位 ミルコ・デムーロ(栗東) 80
2位 武豊(栗東) 61
3位 永森大智(高知) 47
4位 岩田康誠(栗東) 40
5位 ジョアン・モレイラ(香港) 37
6位 クレイグ・ウィリアムズ(豪) 35
7位 クリストフ・ルメール(栗東) 29
8位 エマジェーン・ウィルソン(加) 26
9位 蛯名正義(美浦) 23
10位 川田将雅(栗東) 19
11位 内田博幸(美浦) 17
12位 戸崎圭太(美浦) 16
13位 クリスチャン・デムーロ(仏) 15
14位 ジェイムズ・スペンサー(英) 8

※ポイントは各レースとも、1着30点、2着20点、3着15点、4着12点、5着10点、6着8点、7着6点、8着4点、9着2点、10〜14着1点

※結果は主催者発表のものと照合してください。