デビュー前から注目を集める白毛馬が、ついにベールを脱ぐ。シロニイ(牡２歳、父キングカメハメハ、栗東・池江)が、９月４日小倉５Ｒ(芝１８００メートル)にスタンバイ。半姉に交流重賞３勝のユキチャン、全姉に白毛にブチ模様で人気のブチコがいる個性派一族だ。池江師は「初めはテンションの高いところがあったが、落ち着きが出てきたのはいい傾向。勝負根性もありそう」と期待を込める。

　右目が虹彩の色素が少なく、黒目が青色に見える“魚目”(さめ)が特徴的。２４日の１週前リハでは、初戦でコンビを組む浜中を背に栗東ＣＷで併せ馬を行い、見た目のインパクトに負けないパワフルな走りを披露した。６Ｆ８３秒２-３８秒７-１１秒８で僚馬に１馬身先着。兼武助手は「動ける態勢にはある。力強い走りでスタートも練習段階では速いですよ」と高く評価する。

　兄姉がダートで活躍しているだけに、同助手は「今の時計のかかる小倉の馬場も良さそう」と前向きだ。初陣Ｖで一気にファンの心をわしづかみにする。

提供：デイリースポーツ