JRAは12日、16年度の顕彰馬に
ジェンティルドンナが選出されたと発表した。今年度から選定の対象となった同馬は記者投票で155票を集め、選定基準となる投票者198人の4分の3以上(149票)をクリア。顕彰馬の選出は昨年度の
オルフェーヴルに続き、32頭目となった。
12年に史上4頭目の牝馬三冠を達成。勢いに乗って臨んだ
ジャパンCでは、前年の牡馬三冠馬
オルフェーヴルを一騎打ちの末に打ち負かし、この年の
年度代表馬に選ばれた。13年は史上初の
ジャパンC連覇を成し遂げ、14年は
ドバイシーマクラシックで海外G1タイトル初制覇。ラストランとなった
有馬記念は、道中3番手から力強く抜け出して見事な有終の美を飾った。
通算19戦10勝(うち海外2戦1勝)。現在は北海道安平町のノーザン
ファームでけい養されており、今年2月には
キングカメハメハ産駒の初子が誕生している。
現役時代に
ジェンティルドンナを管理していた石坂師は「このたびは
ジェンティルドンナが顕彰馬に選出され大変光栄です。これまでも多くの競走馬を管理してきましたが、
ジェンティルドンナからたくさんのことを学び、育てられたことは大きな財産です。子どもたちにはもちろん期待をしていますが、
ジェンティルドンナ自身も元気で長生きしてほしいと願っています」とコメントした。
なお、顕彰者には今年2月末に定年退職した橋口弘次郎元調教師が選出された。
提供:デイリースポーツ