登録15頭とフルゲート割れになったものの、
モーリス・
エイシンヒカリ・
リアルスティールといった海外GI勝ち馬に、昨年の覇者
ラブリーデイ、女傑
ルージュバックなど好メンバーが集結。秋の盾を手にするのはどの馬か。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■10/30(日)
天皇賞・秋(3歳上・GI・東京芝2000m)
モーリス(牡5、美浦・
堀宣行厩舎)は
安田記念・
札幌記念でともに2着に甘んじたが、前者は海外帰り、後者は馬場と敗因は明らか。課題だった折り合い面は
札幌記念でクリアしており、距離延長は問題ない。国内ラストランのここで巻き返し、中距離の勲章も手にしたいところだ。
エイシンヒカリ(牡5、栗東・坂口正則厩舎)は仏GI・イスパーン賞を10馬身差で圧勝し、世界ランク1位の評価を獲得(現在は2位)。続く英GI・
プリンスオブウェールズSでは6頭立ての6着に終わったものの、負ける時は惨敗というタイプなので評価を下げる必要はない。本馬もここが国内ラストランとなるが、世界中のホースマンを驚愕させた力を日本のファンに披露できるか。
ルージュバック(牝4、美浦・
大竹正博厩舎)は
エプソムC、
毎日王冠と牡馬相手に重賞を連勝。「怪物」とまで言われたその素質がいよいよ開花してきた。強豪揃いのここでも見劣りはせず、2010年
ブエナビスタ以来の牝馬Vが期待される。
リアルスティール(牡4、栗東・
矢作芳人厩舎)は秋初戦に予定していた
毎日王冠を回避。ぶっつけでここに臨むこととなったのはマイナスだが、それを克服できるだけの力はある馬。ここで国内GI初制覇なるか。
その他、昨年の覇者
ラブリーデイ(牡6、栗東・
池江泰寿厩舎)、
毎日王冠2着からの巻き返しを期す
アンビシャス(牡4、栗東・
音無秀孝厩舎)、昨年の2着馬
ステファノス(牡5、栗東・
藤原英昭厩舎)なども盾獲りを狙う。発走は15時40分。