宝塚記念15着以来、戦列を離れている14年の
菊花賞馬
トーホウジャッカル(牡5歳、栗東・谷)が、10月25日に宮崎県の宮崎ステーブルから帰厩。2日の栗東坂路では、帰厩後初時計となる4F59秒7-44秒2-14秒4をマークした。
担当の佃厩務員が「体だけ見たら、すぐにでもレースに使える」と話す通り、鮮やかな尾花栗毛は太め感のない仕上がり。さすがにまだ中身が伴っていないが「今のところ脚元は大丈夫」とのこと。順調にいけば、視野に入れている
ジャパンC(27日・東京)や
金鯱賞(12月3日・中京)にいい状態で出走できそうだ。
調教役の木村助手によると、前回の休み明けは「帰厩時はうるさかったけど、落ち着き始めたらおとなしくなり過ぎて」と妙に活気がなかったよう。その点、今回は「元気いっぱい。この馬はうるさいぐらいの方がかえっていいと思う」と変化を感じている。野性味を取り戻した
ジャッカルの復活が楽しみだ。(松浦孝司)
提供:デイリースポーツ