偉大な兄を追いかけて-。その個性的なキャラクターでファンを沸かせたG1・6勝馬
ゴールドシップ。その全妹
フラワーシップ(牝2歳、栗東・須貝)=が27日の東京4R(芝1800メートル)に、
武豊とのコンビで初陣を迎える。
ゴールドシップも担当していた今浪厩務員は「兄より
テンションが高い。兄貴はオンとオフを分かっていたけど、妹はオンに入りっ放し」と苦笑いだが、「とにかく落ち着かせることだけを考えているよ」と続けた。それでも“落ち着かせること”に専念できるのは、好仕上がりの裏返しだろう。それが証拠に、「状態はいい」と仕上げ人は胸を張った。
入厩当初から
テンションが高く、「馬房に入るのをテンから嫌がっていたね。手入れの時もうるさいよ」と、早くも兄譲り!?の大物感たっぷりだ。「いい走りをするから、いかに落ち着かせるかだけだ」。兄が歩んだ“黄金の航路”を追いかけるヤンチャ娘。その船出に注目だ。(向 亮祐)
提供:デイリースポーツ