「
ジャパンC・G1」(27日、東京)
1番人気に推された
キタサンブラックが、昨年の
菊花賞、今年の
天皇賞・春に続いてG1・3勝目を挙げた。最内枠から好スタートを決めてすんなりハナへ。直線で余力十分に追いだすと、後続に2馬身半という決定的な差をつけて逃げ切った。2着は5番人気の
サウンズオブアース。3着には6番人気の
シュヴァルグランが入った。
北島三郎オーナーは大感激だ。表彰式で「泣きました。涙がボロボロ出ました。…俺、歌わないわけにはいかないでしょ」と宣言すると、スタンドから割れんばかりの声援が飛んだ。先日、頸椎症性脊髄症の手術を行ったばかりの演歌界の大御所だが、愛馬の激走を目の当たりにして気力は満タン。「体調が悪いので、皆さんの手拍子を頂いて。やっぱ、“まつり”かな?武さん」と
武豊騎手に同意を求め、病み上がりにもかかわらず競馬バージョンの“まつり”を大音量で熱唱。歌の締めに「オオオ〜!」と絶叫して喜びを爆発させた。
提供:デイリースポーツ