12月11日に香港のシャティン競馬場で行われる
香港C(GI・芝2000m)に出走する
モーリス(牡5・美浦・
堀宣行)と、
香港ヴァーズ(GI・芝2400m)に出走する
サトノクラウン(牡4・美浦・
堀宣行)が、1日朝、国内での最終追い切りを消化した。2頭について、橋本調教助手のコメント。
「
モーリスは、時計は予定よりも速くなってしまいましたが、今回はしっかり加減せずにという指示でしたし、具合自体も良さそうなので、ここまで問題なく順調に来ています。土曜日に出国しますが、遠征自体も慣れていますし、一緒に行く馬も多いことが、加減せずに調教をやれることに繋がっているのだと思います。
サトノクラウンは5ハロンから、指示通りの追い切りでした。前走(天皇賞秋・GI・14着)に関しては絶好枠を引きましたし、前に行ってスムーズに競馬ができたのにもかかわらず、負け過ぎの感があります。体自体も使いながらピリッとした方が良さそうですが、止めてしまうところがかなり出てきていますので、比重的には精神面の方が大きいと思います。そういった意味でも、使ってピリッとした状態で行ければいいのかなと思います。まだ絶好調時には遠そうですが、1回使ってピリッとした部分も出てきているので、少し変わってきてほしいですね」。
また
香港マイル(GI・芝1600m)に出走を予定している
ネオリアリズム(牡5・美浦・
堀宣行)は、明日か明後日追い切りの予定。同馬について、橋本調教助手のコメント。
「すぐに馬が硬くなってしまうので、使い込んで良いタイプではないです。前走(
マイルCS・GI・3着)後は、いつも通りの競馬の疲れなのですが、体の戻りも悪いですし、この馬だけローテーションがタイトなので、慎重に進めています」
(取材・写真:佐々木祥恵)