「チャンピオンズC・G1」(4日、中京)
恐れていた悪癖を肝心なところで露呈してしまった。1番人気の
アウォーディーは、あと50メートル地点で
アスカノロマンをかわして、あとはゴールへ飛び込むだけだったが、そこで急ブレーキ。勢いを失い、猛追した勝ち馬に差し切りを許した。
「残念ですね。抜け出してソラを使うことは想定して乗っていたが、それ以上にすごい止まり方でした。きょうはちょっと気難しいところを出してしまった」。
キタサンブラックで制した
ジャパンCに続く、2週連続G1勝利を惜しくも逃した
武豊は唇をかむ。ゴール前だけでなく、1角や3角手前でも鞍上にあらがうしぐさを見せており「前はかわしてくれたんだけど、気性的にね」と松永幹師も精神面を敗因に挙げた。
ダートで初黒星を喫し、連勝も6でストップ。「勝ち続けるのは難しい。でも、能力はあるからね。また次頑張ります」とユタカは前を向いた。次戦には
東京大賞典を視野に入れる。リベンジの機会はすぐに訪れる。
提供:デイリースポーツ