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朝日杯FS・G1」(18日、阪神)
寒空の下で藤沢和師の声が響き渡る。「今週も楽しみだな」。阪神JFを
ソウルスターリングでV。史上初の同年・阪神JF&
朝日杯FS制覇へ、関東トップステーブルが
サトノアレスを仁川へ送り込む。
フランケル産駒のソウル同様、夏の北海道から始動して順調にキャリアを重ねた。「2頭ともうちの厩舎では先に入厩してきた組。健康な馬だよね。最初は子どもっぽいところがあったけど、早い段階から色んな場所へ連れて行って大人になった」とメンタルの成長を口にする。札幌で2戦した後は中山、東京へ。賞金を加えながら経験を積む、理想的な形で大舞台まで歩を進めた。
16日朝は美浦坂路で4F67秒0-15秒4。「使い減りしないのがいい」という言葉通り、中2週でも迫力満点の馬体は抜群の張りを保つ。「使い込んで良くなってきた。体つきもね」と充実一途で迎える一戦。この日に決まった外寄りの8枠17番に「阪神マイルはスタート後の直線が長いから」と悠々構えられるのも、裏を返せば自信の表れか。勝てば歴代単独トップの
JRA・G1・24勝目。今週も名門が強力関西勢を打ち破るか注目だ。
提供:デイリースポーツ