マイルCSなどを制し、昨年の
最優秀短距離馬に輝いた
ミッキーアイル(牡6歳、栗東・
音無秀孝厩舎、
父ディープインパクト)が現役を引退し、北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで種牡馬入りすることが決まった。29日に
JRAが発表した。
3歳時には破竹の5連勝で
NHKマイルCを制覇。その後もG1戦線で奮闘し、昨年は
マイルCSでG1・2勝目を獲得。
高松宮記念、
スプリンターズSでも2着に奮闘したことが評価され、
最優秀短距離馬に選出された。
当初は
阪急杯(2月26日・阪神)から始動して
高松宮記念(3月26日・中京)へ向かう予定だったが、関係者との協議で電撃引退が決定。今春から種付けをスタートして、天性のスピードを産駒に伝えていく。
音無師は「もともと年内で引退予定でしたが、関係者と協議した結果、今、種牡馬入りすれば今シーズンに間に合うということで、引退することになりました。馬の方は先週の木曜日に(北海道の)社台スタリオンに移動しています。馬に何かがあったというわけではなく、このタイミングでないと間に合わないのでということです」と経緯を説明。「ディープ(インパクト)産駒の中でマイルからス
プリントを走った馬は少ないですし、産駒の中でも珍しいタイプ。牧場サイドも種馬にしたいということでしたし、産駒にも似たような子どもが出ることを期待しています。また子どもも管理できればいいですね」と快速馬の遺伝子を受け継ぐ2世の誕生を期待した。
通算成績は20戦8勝(うちG1・2勝を含む、重賞6勝)。
提供:デイリースポーツ