現地時間28日、アメリカ・ガルフ
ストリームパーク競馬場で総賞金1200万米ドルの世界最高賞金額レース、
ペガサスワールドC(GI、ダート約1800m、12頭立て、1着賞金700万米ドル)が行われた。
本レースは出走枠を100万ドルで購入する(その後出走枠の販売、権利の分割などが可能)という特殊な方式になっており、昨年の5月に12の出走枠が発売されて4日後に完売した。
注目を集めていたのは、ト
ラヴァーズSを13馬身半差で圧勝し、続く
BCクラシックも制した
アロゲート(牡4、米・B.バ
ファート厩舎)と、
BCクラシックでは2着に敗れたものの、それまでドバイワールドCなど6連勝を飾っていた
カリフォルニアクローム(牡6、米・A.
シャーマン厩舎)。
BCクラシックのような一騎打ちになると見られていた。
レースは
アロゲート、
カリフォルニアクロームともに好位につける展開。最後のコーナー手前で
アロゲートが先頭に立つと、あとはゴールまで独走し、2着の
シャーマンゴーストに5馬身ほどの差をつけて圧勝した。一方、このレースを最後に種牡馬入りする
カリフォルニアクロームは、3コーナーあたりから苦しくなって結果9着に終わり、2強決着とはならなかった。勝ちタイムは1分47秒61。