今年からGIとして行われる
大阪杯(4月2日・阪神・芝2000m)が、アイルランドのレパーズタウン競馬場で行われるアイリッシュチャンピオンステークス(G1・芝2000m)の、優先出走権付与対象競走に指定されることになった。
大阪杯(GI)の優勝馬には。当該年のアイリッシュチャンピオンステークスへの優先出走権が与えられ、登録料(合計1万2500ユーロ)も免除される。
今年のアイリッシュチャンピオンステークスは、愛チャンピオンズウィークエンドの初日の9月9日(土)に行われる。昨年はフランスダービー馬
アルマンゾルが勝ち、英愛ダービー馬
ハーザンド、
凱旋門賞馬
ファウンド、
ブリーダーズカップターフの覇者
ハイランドリールなど8頭のGI馬が出走。2016年世界のトップ100GIレースランキングでは、
ブリーダーズカップクラシックに続く2位タイにランクインした。
なお、このレースにおいて、アイルランド国外の競走の優勝馬に対して優先出走権を付与するのは、初めてのこととなる。
●ホースレーシングアイルランド 最高執行責任者 ブライアン・カヴァナー氏のコメント
「ホースレーシングアイルランドは
JRAと協力し、
大阪杯優勝馬に対する
愛チャンピオンステークスへの優先出走権の付与について、アイルランド国外の競走としては初めて合意できたこと、大変嬉しく思います。レパーズタウン競馬場では、各国からより多くの観客を集めるべく取り組んでおり、その意味でも、
愛チャンピオンステークスに日本馬を迎えることは重要なゴールの1つです。同競走は、昨年世界2位、ヨーロッパでは1位にランクされました。競馬業界において日本・アイルランド両国間では既に素晴らしい関係が築かれていますが、今回の提携はそれをより発展させるものだと思っています」
※ホースレーシングアイルランドは、アイルランドを代表する競馬統括団体で、レパーズタウン競馬場を所有している。
●
JRA・後藤正幸理事長のコメント
「本年GI競走に昇格した
大阪杯優勝馬に対し、
愛チャンピオンステークスの優先出走権が付与されることとなり、大変嬉しく光栄に存じます。
愛チャンピオンステークスは世界有数の高名な競走で、この提携により、新たなGI
大阪杯のみならず、世界の競馬の発展と活性化に寄与することと思います。また、
大阪杯が
愛チャンピオンステークス同様に世界における2000mの距離の主要競走として発展していくことを願ってやみません。アイルランドと日本の強い絆に感謝するとともに今後この素晴らしい関係をより強固なものにしていきたいと考えております」
(
JRA発表による)
ラジオNIKKEI