8日に愛国のレパーズタウン競馬場で行われた、距離7ハロン(約1408m)の2歳メイドン(新馬戦)で、
ディープインパクト産駒のセプテンバー(牝2)がデビュー勝ちを果たした。
クールモアスタッドが所有し、エイダン・オブライエンが管理するセプテンバーは、G1・愛
オークス(芝12F)、G1・ヨークシャー
オークス(芝12F)など4つのG1を制したピーピングフォウンの5番仔にあたる。2番仔まで愛国で産んだ後、米国に渡り、タピットを受胎した状態で来日。日本で2年続けて
ディープインパクトを交配された後、愛国に戻ったピーピングフォウンが、15年2月21日に愛国で出産したのがセプテンバーである。同馬の1歳年上の全兄にあたる、日本産
ディープインパクト産駒のウィスコンシン(牡3)も、今年の5月にオブライエン厩舎からデビューし、5月25日にティッペラリーのメイドン(芝12F110y)を制して、2戦目にして初勝利を挙げている。
8日の新馬戦で、S.ヘ
ファーナンが手綱をとったセプテンバーは、道中を4〜5番手で折り合うと、直線に向くと弾け、残り1Fで先頭に立った後、後続を5.1/2馬身突き放す快勝劇を演じた。
この結果を受け、英国のブックメーカー・ベット365社は同馬を、2018年の
オークスへ向けた前売りで、オッズ26倍の1番人気に浮上させている。
(文:合田直弘)