2月17日、ブラジルのガベア競馬場で行われたエンリケ・ポッソーロ大賞(G1、3歳牝馬、芝1600m、11頭)にアグネスゴールド産駒アントネラベイビー/Antonella Baby(牝3)が単勝3.7倍の2番人気で出走。同じ父をもつ2着馬との攻防を制し、G1初制覇を果たした。
スタートで隣の馬にはさまれて後方からの競馬になり、道中は中団後方の最内を追走。直線で馬群が左右にばらけてから馬場の中央に出してスパートをかけると直線残り200mで先頭に立つ。後方待機で直線大外から強襲したアビジャン/Abidjanに残り100mで並びかけられたが脚色は衰えず、1/2馬身差をつけて勝利した。勝ち時計は1分32秒70。
アントネラベイビーは通算7戦5勝。2歳時に重賞2勝を挙げ、3歳初戦はG1初挑戦も9着で、それ以来約3カ月ぶりの出走だった。アグネスゴールドはこれが産駒によるブラジルG1初制覇。2着のアビジャンもアグネスゴールド産駒で、産駒のワンツーフィニッシュでもあった。
エンリケ・ポッソーロ大賞は“リオ1000ギニー”的存在の、リオデジャネイロ牝馬三冠の一冠目で、これを勝利したことで3歳牝馬トップの座に就いた。今後は三冠挑戦への期待がかかる。
【補足】
アグネスゴールドはブラジルに渡ってから、エネルジアエレガンテ/Energia Eleganteとアントネラベイビーという2頭の重賞勝ち牝馬を出し、大成功のきざしを見せています。G1勝利も含め、この2頭で重賞5勝目を挙げています。ちなみにエネルジアエレガンテはオーストラリアに移籍し、昨年秋に移籍後初出走の予定でしたが延び延びになっています。
アントネラベイビーは今回スタートで後手を踏みましたが、ペースが早かったこともあって切れ味勝負で他馬を圧倒しました。2着と3着の差は2・1/4馬身をつけていて、このレースでは1、2着馬が抜けていたという印象。残り二冠は2000m→2400mとなるので、アグネスゴールドのイメージ的に2000mはこなせそうですがそれ以上は距離との戦いとなりそう。
レース映像は元ネタURLに貼り付けられています。
ゲート右から2番めがアントネラベイビー、左から2番めがアビジャン。
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