2015年の開催を最後に消滅してしまった
シンガポールの国際競走が、2019年に再開されることになった。主催する
シンガポールターフクラブが23日に明らかにしたものだ。
2000年に創設され、2002年に国際G1の格付けを得たのが、距離2000mの
シンガポール航空国際Cで、日本馬は2006年に
コスモバルクが、2007年に
シャドウゲイトが優勝。1年遅れた2001年に創設されたのが距離1200mのクリスフライヤー国際ス
プリントで、こちらのレースにおける日本馬は、一度も優勝を果たしていない。
創設当初からの冠スポンサーだった
シンガポール航空が、業績悪化でレースの後援から撤退。賞金の捻出が困難になったとして、2016年以降は2競走とも開催が行われていなかった。
2019年に施行されるのは、距離1600mと1200mの国際競走で、前者が総賞金300万ドル、後者が総賞金135万ドルになる予定。開催日はかつての
シンガポール国際競走同様、5月の第3日曜日となる模様だ。
すなわち、距離1600mの競走に関しては、5月第一週に行われる香港のG1
チャンピオンズマイルと、6月第一週に行われる日本のG1
安田記念の間に施行されることになるわけで、実際にどのような顔触れが集まることになるのか、未知数の部分が多そうである。
(文:合田直弘)