14日、
オーストラリアのランドウィック競馬場で行われたジ・エベレスト(芝1200m・1着賞金580万豪ドル)に、日本から移籍した
ブレイブスマッシュがJ.スペンサー騎手鞍上で出走。人気薄ながら追い込んで3着に食い込んだ。
ジ・エベレストは芝レースとして世界最高賞金額となる新設の競走。12頭の出走枠が60万豪ドルで購入される形式で、他に馬券の売上げなどから賞金が拠出され、1着賞金は580万豪ドル、賞金総額は1000万豪ドル(1豪ドルは約87円)になる。
勝ったのはK.マカヴォイ騎手騎乗の
スニッツェル産駒・レッドゼル。2番手追走から抜け出しての快勝で、第1回の覇者となった。勝ちタイムは1分08秒36。2着は外から追い上げてきたC.ウィ
リアムズ騎手騎乗のヴェガマジック、そして3着には
ブレイブスマッシュが入った(3着賞金は80万豪ドル)。
ブレイブスマッシュは父
トーセンファントム、
母トーセンスマッシュ(
その父トウカイテイオー)の4歳牡馬。日本では美浦・
小笠倫弘厩舎の管理馬で2015年のサウジアラビア
ロイヤルC優勝などの実績を残し、豪州の名門・D.ウィアー厩舎に移籍。移籍初戦で準重賞・リーガル
ローラーSを2着、2戦目には準重賞・ベンディゴバンクSを勝利、3戦目の前走・
テスタロッサS(準重賞)でも僅差の2着と移籍後も堅実に走り続けている。