12日の
エリザベス女王杯(京都・芝2200m)で優勝した
モズカッチャンの生産者・町内豊郷の目黒牧場は、初の中央GI制覇の快挙に沸いた。
目黒牧場は先代の目黒昇さんが65年前に創業。現在は2代目の忠法(ただのり)さんが社長で、繁殖牝馬など年間25頭をけい養。
この日、忠法社長(59)は京都競馬場で愛馬を応援。留守宅の由美子夫人(56)が自宅のテレビで家族で観戦。
「とにかく無事で走ってほしい」と祈るような気持ちで結果を見届けた由美子さんは、「お嫁に来てから40年目の(生産馬で)初めてのうれしい出来事。今も夢を見ているよう」と興奮冷めやらぬ様子。
レース直後には本間満門別町農協組合長、木村貢日高軽種馬農協組合長や牧場関係者らが駆けつけてお祝いの言葉をかけ、家中が祝賀ムードに包まれた。
朗報に早々と駆けつけた三輪茂日高町長は「誠にうれしいかぎり。わが町はもとより馬産地日高地域全体のよろこび。とりわけ小さい生産牧場にとって何よりの励みとなる」と、3歳馬
モズカッチャンの今後の活躍に期待を膨らませていた。
日高報知新聞社