ヒュー・ボウマン騎手が騎乗停止処分を受け、ウィンクス(牝6)の秋緒戦に予定されている2月17日のG2・アポロS(芝1400m、ランドウィック)での騎乗が不可能になった。
1月26日にシドニーのワーウィック
ファームで行われた開催の、第5競走に組まれたハンデ戦でツワル(牝5)に騎乗したボウマンは、ゴール前900m付近で斜行。他馬の進路を妨害したとして、11日間(2月4日から14日)の騎乗停止処分を受けた。
更にボウマンは、翌1月27日に騎乗したニュージーランドのカラカでも、ファイヴトゥミッドナイト(セン5)とのコンビで出走したG3・シティオヴ
オークランドCで他馬の進路を妨害。8日間の騎乗停止処分を受け、制裁期間が2月22日まで延びることになったものだ。
2015年5月にスタートさせた連勝記録が22まで伸びているウィンクス。連勝スタートとなったG3・サン
シャインコーストギニーズ(芝1600m)ではラリー・キャシディ、15年9月のG2・テオマークスS(芝1300m)では
ジェームス・マク
ドナルドが騎乗したが、これ以外の20戦ではいずれもヒュー・ボウマンが手綱を握って来た。
ウィンクス陣営は、G2・アポロSにおける騎乗者について、トップ騎手たちの情勢を見ながらじっくりと決めたいとしているが、同馬は2月5日にローズヒルで行われるバリア
トライアルに参加する予定になっており、この日までには騎乗者が指名されることになる模様だ。
(文:合田直弘)