「
東京新聞杯・G3」(4日、東京)
真冬の冷たい空気を切り裂いた。
武豊を背にした
リスグラシューが31日、栗東坂路を鋭伸。先行した
ダノンパーフェクト(3歳未勝利)に軽い
ステップで並びかけると、ラスト1F過ぎで
ギアチェンジ。瞬時に僚馬を置き去りにし、最後は0秒5差突き放した。
この日の坂路一番時計となる4F49秒8をマーク。自己ベストを0秒8も更新する高速ラップを体感した鞍上は「いい動きでした。以前に比べて体が大きくなっているし、息の入りも良かった。いい雰囲気ですね」と成長ぶりを実感した。
担当する北口厩務員も、
パワーアップを証言する。「無理せずにこの時計が出ましたから。状態がいいということでしょう。放牧から帰ってきて背が高くなり、ひと回り成長しています」。2歳時にアルテミスSを制した舞台で、当舞台で行われる
ヴィクトリアマイル(5月13日)へ、大きく視界を広げる。
提供:デイリースポーツ