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17日若葉S出走のタイムフライヤー陣営は弥生賞をどう見たか/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2018年03月09日(金) 18時00分
 無敗のディープインパクト産駒3頭が激突した先週の弥生賞皐月賞、さらには日本ダービーへ向けて要チェックのレースを、ライバルの立場から注視していたのがホープフルSの覇者タイムフライヤーを管理する松田調教師だ。

 勝ち馬ダノンプレミアムのレースぶりを「強かったね。本番の皐月賞でも好位の内でジッとして、スムーズに抜け出す競馬をされたら、あの馬にはかなわない」と敬意を示す一方で、可能性も捨てずにこう分析した。

「あれだけの勝ちっぷりを見せたことで、皐月賞ではよりあの馬に人気が集中することになる。ライバルからのマークがキツくなることが予想される中で、落ち着いた競馬ができるかどうか。弥生賞と違って、皐月賞は1角の入りでゴチャつくことも多いですから、道中力んで走っていたことも課題になるでしょうね」

 つまりは、まだまだ「ダノンプレミアム断然」とまでは認めていない。「ジャンダルム(3着)は一番うまく競馬をしていたのであれですけど、ワグネリアン(2着)は脚を測ったようなレースぶり。本番で修正してくるようだと、この馬の巻き返しも怖い」

 もちろん、これだけライバルを分析しているのも、次週の若葉S(17日=阪神芝内2000メートル)に出走する管理馬タイムフライヤーに対する期待が大きいからこそだ。

「ルメールは若葉Sと同じ日の中山(フラワーC)に札幌2歳Sを勝ったお手馬(ロックディスタウン)がいた中で、早くからウチの馬を選んでくれた。おそらく弥生賞を走る前からオブセッション(7着)よりもタイムフライヤーと見ていたのではないでしょうか。緩かったトモもしっかりしてきたし、来週はさらに力をつけた走りを見せられると思いますよ」

 皐月賞がより盛り上がるためにも、若葉Sタイムフライヤーには、GI馬らしいレースを見せてもらいたいものだ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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