JRA競馬学校・騎手課程第37期生の入学式が3日、千葉県白井市の同校で行われ、兵庫の
永島太郎騎手(44)の次女で、唯一の女子入学者となった
永島まなみさん(15)、JRAの横山義行元騎手の次男・
横山琉人君(15)、
西谷誠騎手の長男・西谷凜君(15)ら7名が晴れの日を迎えた。
夢への第一歩を踏み出した。第37期生で唯一の女子生徒となる
永島まなみさん。応募総数147名(1次試験受験者146名)で合格者は7名という難関を突破し、女性としては15人目となる競馬学校生となった。
父は園田の現役騎手の
永島太郎。幼少のころから競走馬と慣れ親しみ、父の背中を見て育った。「騎手をしている父の姿を見て、かっこいいと思いました」と入学のきっかけを語る。今後の学校生活については、「少し不安なところもありますが、絶対に騎手になるんだ、という強い気持ちを持って頑張りたい」と力を込めた。
JRAで活躍している女性ジョッキーといえば藤田菜七子。「藤田菜七子騎手のように、男性の中でも正々堂々と騎乗できるように」と憧れの先輩に対しての思いを語り、「一鞍一鞍を大切に乗り、関係者、ファンの方々に信頼されるジョッキーになりたいです」と真剣なまなざしで語った。
好きな芸能人は人気グループの“嵐”で、趣味はピアノと料理。まだあどけなさの残る15歳の少女が、3年後のデビューを目指して勝負の世界に飛び込む。
父の
永島太郎はこの日、レース騎乗のため式には出席できなかったが、「とにかく、入学できたことはうれしい。小学校5年生から騎手になることを目標に、阪神競馬場の馬場でお世話になっているが、それを見てきているから」と感慨深げにコメント。「教えてもらうことをちゃんと理解して、プロ騎手としてデビューできるよう頑張ってほしい」と“先輩”としてエールを送っていた。
提供:デイリースポーツ