G1・7勝を挙げた名馬
テイエムオペラオーが17日、けい養先の白馬牧場(北海道新冠町)で心臓まひにより死んでいたことが分かった。22歳だった。
26戦全てでコンビを組んだ和田は「ショックです。突然だったみたいですね。まだまだ元気でいてほしかった。同世代の馬たちが亡くなっていたので心配していたんですが…」としんみりとした表情で語った。引退後は牧場に何度か会いに行き、かまれたこともあるという。「記憶はいつまでも残っている。これからも見守っていてほしい。お花を手向けに行こうと思います」と冥福を祈った。
同馬は栗東・岩元厩舎から98年8月にデビュー。00年には
天皇賞・春、
宝塚記念、
天皇賞・秋、
ジャパンカップ、
有馬記念と古馬中長距離のG1を総なめにし、年間8戦8勝という完全成績で
年度代表馬に輝いた。通算26戦14勝。引退後は種牡馬生活に入り、04年には顕彰馬に選出された。獲得賞金は18億3518万9000円で、
キタサンブラックに抜かれるまではJRA歴代最高だった。
今後は牧場に献花台が設けられ、石碑が建てられる予定となっている。
竹園正繼オーナー「知らせを聞いた時は本当に驚きました。やはり8連勝した00年が一番印象に残っています。すごい馬でしたし、本当にありがとうという気持ちです」
岩元市三元調教師「初めてのG1をプレゼントしてくれた
皐月賞が今でも一番思い出に残っています。非常に残念ではありますが、今は感謝の気持ちでいっぱいです」
提供:デイリースポーツ