2日間にわたって開催される「セレクトセール2018」の2日目が10日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた。
当歳
セッションとなるこの日は231頭が上場され、205頭が落札。売上は82億5750万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、過去最高を記録した昨年(86億9250万円)を下回ったものの、史上2番目の売上額となった。落札率は88.7%、1頭平均額は4028万円だった。2日間合計の売上は179億3200万円(昨年は173億2700万円)。
1億円を超える高額落札馬は16頭(昨年は17頭)。その中でも最高落札額となったのが、「
リアアントニアの2018」(牡、
父ディープインパクト)。「サトノ」の冠名でおなじみの(株)サ
トミホースカンパニーが2億9000万円で落札した。
母リアアントニアは、現役時代にBCジュヴェ
ナイルフィリーズを制覇。全姉に現2歳(デビュー前)の
リアオリヴィアがいる。なお、2億超えの馬は本馬だけだった。
2番目の高額馬は1億8000万円で2頭。「
シルヴァースカヤの2018」(牡、
父ディープインパクト)はトニー倶楽部が落札。全兄
シルバーステート(現種牡馬)はケガのため競走馬としては大成できなかったものの、クラシック候補として大きく期待されていた。同じく全兄の「
シルヴァースカヤの2016(現競走馬名:リスト)」も昨年の1歳
セッションにて2億6000万円で落札されている。
もう1頭は2冠馬
ドゥラメンテの初年度産駒「
アイムユアーズの2018」(牡、父
ドゥラメンテ)で、(株)NICKSが落札。
母アイムユアーズも
フィリーズレビューなど重賞4勝を挙げており、クラシックでの活躍が期待される。また、牝馬最高額は「
ウィラビーオーサムの2018」(牝、
父ディープインパクト)の1億0500万円だった。
その他では、
モーリスの初年度産駒「
ラスティングソングの2018」(牡、父
モーリス)が1億7000万円、
キタサンブラックの全弟「
シュガーハートの2018」(牡、
父ブラックタイド)が1億2500万円、
タワーオブロンドンの半弟で
フランケル産駒の「
スノーパインの2018」(牡、父
Frankel)が1億0500万円で落札された。