日本を代表する名牝が大往生を遂げた。
ダイワメジャー、
ダイワスカーレットの母として知られる
スカーレットブーケが12日、けい養されていた北海道日高町の社台ブルーグラス
ファームで、老衰のため死んだことが分かった。30歳だった。
ノーザンテーストを父に持つ同馬は、栗東・伊藤雄二厩舎から90年にデビュー。翌年の
デイリー杯クイーンCなどを制し、21戦6勝(うち重賞4勝)の戦績で92年に引退した。より名声を上げたのは、繁殖牝馬となってからだ。14頭を産み、04年
皐月賞などG1・5勝を挙げた
ダイワメジャー、08年
有馬記念などG1・4勝をマークした
ダイワスカーレットを筆頭に、産駒が重賞15勝(うちG1・9勝)を挙げている。
繁殖生活を終えた後は、功労馬として余生を過ごしていた。
提供:デイリースポーツ