中山11Rの第52回
スプリンターズステークス(3歳以上GI・芝1200m)は1番人気
ファインニードル(
川田将雅騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分08秒3(稍重)。クビ差の2着に11番人気
ラブカンプー、さらに半馬身差の3着には13番人気
ラインスピリットが入った。
ファインニードルは栗東・
高橋義忠厩舎の5歳牡馬で、
父アドマイヤムーン、
母ニードルクラフト(母の
父Mark of Esteem)。通算成績は27戦10勝。
〜レース後のコメント〜
1着
ファインニードル(
川田将雅騎手)
「思いのほか良い流れにならなかったのですが、この馬の力でよくつかまえてくれました。この馬より外に行く馬が多くいたので、どうなるかなと思いましたが、スムーズにやり過ごすことができました。ただ、
アレスバローズに取りたい位置を取られてしまい、少し苦しい競馬になりました。4コーナーではあまり良い雰囲気ではありませんでしたが、直線に入ると自分の脚を使い出して、『何とか届いてくれ』と願いながら一緒に頑張って追いました。春に続いて着差は僅かでしたが、GIを勝ち切ってくれたのがこの馬の素晴らしさでしょう。これで春秋のス
プリントGIを連覇して、国内のス
プリント界で一番強い馬と言えると思います。(夏にイギリスで騎乗して)またゴドルフィンの勝負服で勝つことができて、とても光栄です」
2着
ラブカンプー(
和田竜二騎手)
「行ければハナに行くことも考えていましたが、うまく流れに乗って、道中息も入りましたし、この流れでよく頑張りました。馬の状態が良く、勝負に行ったのですが、最後は負けの形になりました」
3着
ラインスピリット(
武豊騎手)
「直線で前の2頭の間が開きそうで開かず、追い出しを待たされてしまいました。開いていればもっと際どかったと思います。レースとしてはある程度思い通りのレースができました」
4着
ダイメイプリンセス(
秋山真一郎騎手)
「夏にレースを使い詰めて走ってきて、良い状態を何とかキープして臨んだレースでしたが、GIでよく頑張りました。来年は絶好調でGIに挑戦させたい馬です」
6着
ワンスインナムーン(
石橋脩騎手)
「調教の感じが良かったですし、馬場を味方に楽に先頭に立ってレースができました。3コーナーで少し速くなりましたが、スピードを生かしたレースに徹しました。差は少しですし、よくやったと思います」
7着
ナックビーナス(J.モレイラ騎手)
「馬場のせいなのか、今日は
バランスが良くありませんでした。前回のレースの力を出すことができませんでした」
10着
レッドファルクス(
戸崎圭太騎手)
「今日は外枠でしたし、勝負どころで
ラッキーバブルズの故障があり、外を回る不利もありました。いろいろ噛み合いませんでした」
14着
アレスバローズ(
藤岡佑介騎手)
「4コーナーで馬場の悪い所に脚をとられてしまいました。もう少し良い馬場なら結果は違ったと思います」
競走中止
ラッキーバブルズ(B.プレブル騎手)
「スタートも良く、
ファインニードルを見ながらレースを進めました。手応えも良く、いざ仕掛けようと思ったのですが...」
ラジオNIKKEI