7日にフランスのパリロンシャン競馬場で行われた
凱旋門賞(G1・芝2400m・19頭)は、好位から進めたL.デットーリ騎手騎乗の
エネイブル(牝4、英・J.ゴスデン厩舎)が、直線で抜け出し、後続の追撃も押さえ、史上7頭目の連覇を達成。勝ちタイムは良馬場で2:29.24。
2着は最後方から追い込んできたJ.ドイル騎手騎乗の
シーオブクラス(牝3、英・W.ハガス厩舎)。
エネイブルをギリギリまで追い詰めたが 短クビ差及ばなかった。3着は3/4馬身差で中団から進めたV.シュミノー騎手騎乗の
クロスオブスターズ(牡5、仏・A.
ファーブル厩舎)。日本から参戦した
武豊騎手騎乗の
クリンチャー(牡4、栗東・
宮本博厩舎)は、
エネイブルと同じ位置で進めたが、直線伸びず17着。フランスの
ディープインパクト産駒スタディオブマン(牡3、仏・P.バリー厩舎)は9着。
エネイブルは父
Nathaniel、
母Concentric、
その父Sadler's Wellsという血統。昨年は英
オークス、愛
オークス、
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスS、ヨークシャー
オークス、そして
凱旋門賞とG1を5連勝し、カルティエ賞
年度代表馬に輝いた。今年は膝の不安により始動が遅れていたが、復帰戦の
セプテンバーS(G3・AW2400m)を完勝し、再び大本命として
凱旋門賞に出走。見事に連覇を果たした。これで通算成績は10戦9勝。
国内での
エネイブルの単勝オッズは1番人気で1.8倍。
シーオブクラスは3番人気、
クロスオブスターズは9番人気だった。