東京11Rの
富士ステークス(3歳以上GIII・芝1600m)は2番人気
ロジクライ(C.
ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分31秒7(良)。2馬身差の2着に3番人気
ワントゥワン、さらにハナ差の3着に5番人気
レッドアヴァンセが入った。
ロジクライは栗東・
須貝尚介厩舎の5歳牡馬で、
父ハーツクライ、
母ドリームモーメント(母の
父Machiavellian)。通算成績は13戦5勝。
〜レース後のコメント〜
1着
ロジクライ(C.
ルメール騎手)
「逃げ馬の後ろでいいポジションが取れました。この馬の前走を観察して、良いペースを維持出来る馬だと思い、いいポジションを取りたいと思っていました。段々ペースアップをして、馬の反応も良かったです。能力があるのでGIでもチャンスがありそうです」
(
須貝尚介調教師)
「強かったですね。ゲートも良かったです。今日は
ルメール騎手に好位で運んでほしいと言っていました。前半のペースも速くなく良い位置が取れたので、安心した気持ちで見ていられました。馬の状態も良かったです。長いブランクがありましたが、ノーザン
ファームもオーナーもよく辛抱してくれました。ブランクを乗り越えて重賞を勝つことができて、しかもメンバーが揃っていましたし、強い勝ち方をしてくれました。今後は状態が良ければGIに向かいたいと思います」
2着
ワントゥワン(J.モレイラ騎手)
「ゲートは速くない馬ですが、今日は前走より前目の位置になりました。直線に向く時、前のペースが速く理想よりも早く動く形になってしまいました。この馬も頑張っていましたが、勝ち馬が強く止まりませんでした」
3着
レッドアヴァンセ(
北村友一騎手)
「返し馬の雰囲気は(前走の)
ヴィクトリアマイルの方が良かったと感じました。休み明けで気持ちにメリハリがない気はしていました。勝ち馬の位置がこの馬の理想のポジションだったのですが、外枠でしたし、1つ外に
マルターズアポジーがいてポジションを取りにいけず外々になってしまいました。今日も伸びてはいますが、もっと切れる馬です。今日は少し鋭さがありませんでした。休み明けでも力は見せてくれましたし、能力はあります」
4着
エアスピネル(
福永祐一騎手)
「勝負どころでポケットに入ってしまい待たされましたが、直線はスペースを見つけて加速してくれました。休み明けで良化途上ですが、地力を見せてくれました」
5着
ペルシアンナイト(M.デムーロ騎手)
「今日は馬がかわいそうでした。斤量59kgに加えて直線でも不利がありました。馬はよく頑張ってくれました」
6着
ハクサンルドルフ(
戸崎圭太騎手)
「後ろからでは厳しいと思いポジションを取りに行きましたが、後ろからの競馬に慣れてしまったようで、道中ついていけなくなりました。最後、脚を使ってくれただけにもったいなかったです」
7着
ジャンダルム(
武豊騎手)
「流れには乗れましたが、ダービー以来の久々、そして古馬との対戦ということもあり厳しかったです。ただ、素質はありますし、おっと思わせる手応えがあったので次走に期待です」
ラジオNIKKEI