帰厩初日は馬運車の外からも鳴き声が聞こえるほど大騒ぎしていたのに、それも初日だけでおさまったという
サートゥルナーリア。
「2歳馬らしくたまに遊んだりしますけど、それくらいです」(辻野助手)というように、若干の子供っぽさを残しつつも、その大物っぷりは測り知れないといったところでしょう。
「乗り手の指示にはとても従順だし、操縦性も抜群ですよ」(担当の吉岡助手)
今週の追いきりでは「馬なりでは負荷が軽すぎるということで動かしていった」(辻野助手)のですが、相変わらずの素晴らしい走りでした。
「少し重くなっているCWでもモロともしない走りを見せてくれます。トモからくる力が他の馬とは違いますね」(辻野助手)
そんな怪物だけに、他の陣営にはない悩みを抱えています。
「ほかの馬に合わせ過ぎてもダメなのかな、という感じはしますね」(辻野助手)
「併せ馬の相手をどうしていくかは今後の課題ですね」(担当の吉岡助手)
もう、
キセキくらいしかいないんじゃない? と思ってしまうのは私だけではないはずです。
さて。体はまだ少し余裕はありますが「これから攻めていく分には必要な余裕分」(辻野助手)とのこと。今後の追い切りですが、予定では今週末の16日、来週の19日(または20日)、競馬当週の24日に行われる予定です。
(取材・文:花岡貴子)