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【地方競馬】大井のニシノラピートが引退 東京シンデレラマイルでの僅差2着がラストランに

  • 2019年01月01日(火) 15時20分
 2017年のしらさぎ賞東京シンデレラマイルを制した南関東のニシノラピート(大井・市村誠厩舎)が、12月30日に実施された東京シンデレラマイル(2着)を最後に、引退し繁殖入りすることになった。

 ニシノラピートは2014年1月に中山競馬場からデビューし、中央時代は2勝。2016年6月から南関東の一員になると、下級クラスからコツコツと走り続け、重賞ウイナーの称号を手にするまでになった。

 結果的にラストランとなった東京シンデレラマイル(優勝は御神本訓史騎手騎乗のラーゴブルー)では、的場文男騎手とコンビを組み、最近では逃げて持ち味を発揮してきた馬が、3番手から進め、最後の直線では抜け出していたラーゴブルーのアタマ差まで詰め寄り2着となった。

 決して自分の形とは言えない展開の中でも、前走は完敗した相手を果敢に追い詰めた姿は多くの感動を呼び、ラーゴブルーニシノラピートのこの死闘は、東京シンデレラマイル史にも残る名勝負となった。

 牝馬ながらも、5歳、6歳、7歳と、年齢を重ねていくごとにスピードと強さを増していったニシノラピート。これから母となり、どんな産駒を誕生させるのだろうか。

 ラピート、お疲れ様でした。

東京シンデレラマイルの頑張りには感動しました。スピードと回復力がすばらしく、お利口さんな馬でした。最初の頃は硬さもあったんですが、今はそういう部分も解消して、年齢を重ねるごとに強くなってくれました。厩務員も一生懸命にやってくれたと思います。

 ラピートにはいい思いをさせてもらって、本当にありがたかったです。子供は中央に行くかもしれませんが、こっちに来てくれるのも楽しみにしています。またラピートのような馬に出会いたいですね」(市村調教師)。

(取材・文:高橋華代子)

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