2018年のダート競馬の総決算、第64回
東京大賞典は
JRA勢7頭、地方所属馬9頭の16頭で行われた。
2.2倍の1番人気に推されたのは
ゴールドドリーム。
チャンピオンズカップを歩様の乱れで回避し、ここに目標を切り替えてきた。ゲート難は影を潜め、今や押しも押されもせぬ古馬ダート中距離界のトップホースである。
2.8倍で続いたのが
ケイティブレイブ。
チャンピオンズカップで思わぬ大敗を喫したが、得意の大井での巻き返しを期す。
3.7倍の3番人気が
オメガパフューム。
ジャパンダートダービー2着馬で、
シリウスSを制した3歳ダート路線のナンバー2ともいえる存在である。
ハナを切ったのは、ホッカイドウ競馬で6連勝中の
スーパーステション。スッとリードを奪うが、大外枠から
アポロケンタッキーがピッタリとマークし、1000m通過61秒2という厳しい流れになる。
ケイティブレイブは5番手の絶好位をキープし、
ゴールドドリームは中団待機。
オメガパフュームは後方4番手を進む。
直線に向くと
アポロケンタッキーは早々と後退。残り200m地点で
ケイティブレイブが先頭に立つが、その外から
ゴールドドリーム、
オメガパフュームが並んで追撃を開始。外2頭の追い比べは3/4差で
オメガパフュームに軍配が上がった。勝ち時計は2.05.9(良)。3着に
ケイティブレイブ。
東京大賞典の3歳馬の優勝は
アジュディミツオー以来14年ぶり。また秋の古馬混合GIでの3歳馬の連勝記録は5に伸びた。
ちなみに
東京大賞典の売上は46億3240万4400円で、これは
地方競馬1レースの売上レコード。上位人気3頭が死力を尽くしたレース内容も素晴らしかったが、売り上げの面においても最高の締めくくりとなった。