24日に中山競馬場で行われる
マーチS(4歳上・GIII・ダ1800m)について馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で開催された2011年は除く。
馬番別では、最多となる4回の馬券絡みが4番と15番。3回で3番と16番が続く。例年、16頭立てのフルゲートで行われていることを踏まえると、大外枠に入った馬の好走率の高さがうかがえる。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-3-17 複勝率15.0% 複勝回収率36%
2枠 2-3-2-13 複勝率35.0% 複勝回収率145%
3枠 0-1-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率52%
4枠 1-1-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率174%
5枠 0-1-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率22%
6枠 3-0-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率42%
7枠 1-1-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率45%
8枠 3-3-1-13 複勝率35.0% 複勝回収率154%
複勝率ベースで考えると、2枠および8枠が
スイートスポットであることは馬番別成績からも推測できたが、勝ち馬に限れば6〜8枠への偏りが見られる。また、過去10年のうち6〜8枠の馬が連対しなかったのは2016年の一度だけ。
ちなみに、2枠から勝利した馬に注目すると、17年
インカンテーションは前走
フェブラリーSでの通過順が「1-1」、16年
ショウナンアポロンは
マーチSでの通過順が「1-1-1-1」、逃げを意識できる馬が狙い目と言えそう。なお、13年ハナ差2着だった
バーディバーディも
マーチSでは「1-1-1-1」と逃げの手に出ていた。
1〜5枠 0-3-7-69 複勝率12.7% 複勝回収率81%
6〜8枠 4-3-0-37 複勝率15.9% 複勝回収率74%
上記の枠順成績は「
マーチSで4コーナー通過4番手以下だった馬」によるもの。基本的に
マーチSは先行力を問われるレースなので、差し・追い込みタイプに勝ち負けを望むのであれば、小回りコースでもゴチャつかずに立ち回れる外枠の恩恵にあずかりたい。