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安田記念・G1」(6月2日、東京)
日本が誇る現役最強牝馬が、がい旋レースへ向けて日に日に状態を上げている。初の海外遠征となった
ドバイターフ・UAE・G1でも、圧倒的な強さを見せつけた
アーモンドアイ。15日、美浦Wで、元気いっぱいの姿を披露した。
整地が済んだばかりの馬場を、気持ち良さそうに軽やかなフットワークで進む。直線に向くと、軸のブレない体幹のしっかりとしたフォームでさらに脚を伸ばし、6F81秒6-37秒5-12秒4の時計を軽々とマークした。
実質的には、これが帰厩後初の追い切りだが、国枝師は「順調に来てますよ」と涼しい顔。「来週はリードホースを前に置いて、ペースコントロールして走らせれば。暑くなってきたし、まあやり過ぎないように」。1週前となる来週、併せ馬で追い切れば十分という見立てだ。
過去マイル戦は3戦3勝だが、今回は
桜花賞以来、約1年2カ月ぶりの“激流”が待っている。距離を意識した調教になるのか問われると、トレーナーは「余計なことしたら、
アーモンドアイに怒られちゃうよ」と一笑。自然体のまま、上半期のマイル王決定戦に歩を進める。
提供:デイリースポーツ