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【鳴尾記念予想】別定56キロなら◎ステイフーリッシュ/JRAレース展望

  • 2019年06月01日(土) 07時00分
 かつて兵庫県の鳴尾村(現在の西宮市)にあった鳴尾競馬場(のちに阪神競馬場と改称)に由来し、長い歴史と伝統を誇るレースだが、開催時期や条件、距離などは数多く変更されている。現在のように阪神競馬場の内回りコースの2000m戦で、春競馬の掉尾を飾るというか、夏競馬への入り口的な位置付けとなったのは2012年からだ。

 現在の条件となった過去7回の歴史で1〜3番人気馬は5勝2着4回3着2回と堅調だ。ただし、1番人気に限れば1勝2着3回。ここ2年間は連続で2着と敗れている。

 上位入線馬のローテーションはまちまち。出走例が多いところでは、16頭が該当する都大路S組で昨年の優勝馬ストロングタイタンほか15年2着のマジェスティハーツなど1勝2着1回3着1回。また新潟大賞典からも18頭が参戦し、2着2回3着3回。

 15年の優勝馬ラブリーデイや16年サトノノブレスは思うような結果を残せなかった天皇賞・春からの巻き返しで、14年エアソミュール中山記念10着のあと1番人気に応えている。

 ◎ステイフーリッシュは昨年の京都新聞杯優勝馬で、前走の大阪杯は12番人気13着。GI級レースだったことに加えて、ゲートの不利などもあって見せ場を作れなかったが、昨年12月のチャレンジC3着のあとは、中山金杯2着、京都記念2着とGII、GIIIならば堅実な成績を残してきた。牡馬としては馬格のない馬だけに別定56キロも有利だろう。ちなみに56キロ以下では[2-2-2-2]で、57キロ以上では3回すべて2桁着順だ。

 昨年のNHKマイルC2着◯ギベオン中日新聞杯に勝ち、毎日杯2着と中距離も実績がある。前走のダービー卿CTはトップハンデを背負ってコンマ3秒差5着。前々走の金鯱賞では6着とはいえ上位5頭中4頭がGI勝ち馬というハイレベルな1戦だった。今回のメンバーなら上位ともいえる。

 少頭数の割には先行馬が揃ったが▲タニノフランケルが主張すれば、他は抑えるはず。金鯱賞は相手が強かったが、軽ハンデだったとはいえ小倉大賞典2着、中山金杯3着は胸を張れる。

 ほかでは新潟大賞典組が3頭いる。54キロのハンデで勝ったメールドグラース、57キロで5着ブラックスピネルにもチャンスはあるはず。

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