ユニコーンS(GIII・3歳OP・東京ダ1600m)に出走する
デアフルーグ(牡3・美浦・
鈴木伸尋)が12日(水)、ウッドチップコースで3頭併せで追い切った。前2頭(外
ショーカノン・牝5・古馬2勝クラス、中
アポロファントム・牡2・新馬)を追走する形で直線では最内から伸びて2馬身ほど先着をした。追い切り後の鈴木調教師と
津村明秀騎手のコメント。
鈴木調教師
「前走(青竜S・3歳OP・2着)はインで我慢できて終いも窮屈なところから伸びてきていますし、負けはしましたけどこの経験は今回に生きてくると思います。前走後は短期放牧に出して、戻ってきてからも順調にきています。先週の追い切りは良い時計を出していましたし、今週の追い切りも良い反応でした。前走を見ても、外枠ではないとダメということもないと思います。
今回は重賞なのである程度の流れになる可能性はありますし、控える競馬だけではなくもう少し前でも競馬ができるでしょう。前走の勝ち馬は強いと思いますが、相手はスムーズな競馬ができていましたし、今回は逆転できるのではないかと思っています」
津村騎手
「今週の追い切りは最初から最後まで、良い感じで終えることができました。先週よりも重さもとれて、十分に仕上がったと思います。前走は最内枠からのスタートで、うまくいったレースではなかったですが、馬にとっては良い経験ができましたし、悲観はしていません。この兄弟は口向きに難しいところがありましたので、デビューから気をつけて乗っていました。出せば行けると思うのですが、先々を考えて競馬を教えてきました。
デビュー前の調教ではそれほど強いイメージはなかったのですが、新馬を勝った時の最後の伸びが調教とは違いましたし、まだトモがゆるい状態であの勝ち方ができましたので、走る馬だと思いました。マイルは前回こなしているので心配はしていません。大きいところを狙える馬だと思いますので、まずここで結果を出したいです」
(取材・文:佐々木祥恵)