阪神ジュベナイルフィリーズから一夜明け、
レシステンシアは栗東トレセンの馬房でゆったりと過ごしていた。
担当の金浜厩務員によれば、極端に疲れた様子はないとのことだ。
「デビュー戦はケロッとしていたけれども、2戦目からは背中や腰に筋肉の疲れなどがみられるようになりました。それだけ一生懸命走ってきたんだな、というかんじです。でも、見た目も変わりないし、元気にしていますよ」
金浜厩務員はゲートへついていったため、レースは移動のバスの中で見ていた。逃げる
レシステンシアを追いかける後続の各馬は追いつこうにも追いつけず、さらに差は広がるばかりだった。
「ゲートを普通に出てくれればああいうかたちにはなるんだろうけど。それでも、最後まであの脚が使えるんだからね。最後の直線では、バスの中で『なんだあれは?』という驚きの声もあがっていましたよ」
時計は1分32秒7。
桜花賞と同じ舞台を
ウオッカが2006年に記録した2歳コースレコードを塗り替える好時計で制した。
「来春に向けて、無事にいってくれたら、という気持ちです」
(取材・文:花岡貴子)