「2019年度ロンジンワールドベストレースホースランキング(LWBRR)」がIFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された。2019年1月1日から12月31日までに出走した馬を対象としたもので、国際ハンデキャッパー会議において決定されたものとなっている。
レーティングが115以上の296頭(実頭数)がランク付けされ、日本は44頭が掲載された。115
ポンド以上の掲載頭数は2015年および2017年の43頭を上回り、これまでの最高となった。国別では、アメリカ(69頭)、イギリス(45頭)に次いで第3位だった。
2019年のラン
キングトップは
クリスタルオーシャン、
エネイブル、
ヴァルトガイストの3頭で、レーティングは128。
クリスタルオーシャンは
プリンスオブウェールズステークスを勝ったほかG3を2勝し、2着に敗れた
キングジョージVI世&
クイーンエリザベスステークスはクビ差、
インターナショナルステークスはアタマ差で、シーズンを通して安定した成績だった。
エネイブルは
キングジョージVI世&
クイーンエリザベスステークスで
クリスタルオーシャンに勝ったほか、ヨークシャー
オークスと
エクリプスステークスも1着で、3連覇のかかった
凱旋門賞こそ2着に敗れたが、こちらも安定した成績で2017年と同じ自己最高のレーティングとなった。
ヴァルトガイストは
プリンスオブウェールズステークス、
キングジョージVI世&
クイーンエリザベスステークスともに3着だったが、
凱旋門賞で
エネイブルに1馬身3/4差をつけて勝ち、
クリスタルオーシャンと
エネイブルに並ぶこととなった。ラン
キングトップが3頭となるのは、主要な競馬開催国の全てを対象としたワールドランキングが発表されるようになってから初めてのこと。
第4位は
ビューティージェネレーションで、香港の
セレブレイションカップ(G3)を他馬よりも14
ポンドから20
ポンド重いトップハンデで勝ち、レーティングは前年と同じ127だった。
日本調教馬のトップは、
有馬記念を勝った
リスグラシューで第5位タイ。
有馬記念を5馬身差で勝ったことが高く評価され、レーティングは126だった。そのほか
香港ヴァーズを勝った
グローリーヴェイズが125で第9位タイ、
天皇賞(秋)を勝った
アーモンドアイが124で第12位タイ。以下、
スワーヴリチャードが121で第29位タイ、
ブラストワンピース、
インディチャンプ、
キセキ、
サートゥルナーリア、
ウインブライトの5頭が120で第35位タイとなった。また
グランアレグリアは、3歳牝馬のトップタイとなる117だった。
(
JRA発表による)
ラジオNIKKEI