14日に行われる
ファルコンS(3歳・GIII)の舞台となる中京芝1400m。このコースについて解説していく。
かつての中京競馬場は典型的なローカル小回りコースだったが、改修工事が行われ、2012年3月に
リニューアルオープンした。この改修により、一周距離1705.9m・ゴール前直線412.5mにサイズアップ。直線に急坂も設けられ、四大場に遜色ないコースへと生まれ変わっている。なお、左回りである点は改修前から変わっていない。
芝1400mは向正面直線の左端からのポケッ
トスタート。スタートからしばらくは緩い上りとなっており、初角となる3コーナーまでは500mほど。向正面半ばから下りに転じ、そこから3〜4コーナーはすべて下りとなる。残り340m地点から100mほどで高低差2mの急坂が待ち構えている。勾配2.0%は中山に次ぐキツさだ。急坂を超えたラスト240mはほぼ平坦となっている。ゴール前直線は412.5m。
初角まで距離があるので、外枠の不利は少ない。また、途中から長い下り坂に転じるため、道中のペースが一貫して速くなりやすい点は頭に入れておきたい。
改修直後は、馬場の重さも相まって、とにかく外が有利だったが、近年、その傾向は薄れてきている。
1回中京は前4日をAコース、後4日をBコースで行う。したがって5日目に行われる
ファルコンSはBコース替わりの初日ということになる。1回中京は良好な馬場コンディションで好タイムの決着が目立っていたが、日曜は不良での開催となった。そこからのBコース替わりとなると、非常に馬場状態が読みづらい状況。まずは観察あるのみだ。
なお、例年ならば
ファルコンSは2回中京3日目に行われるが、今年は日程変更のため1回中京5日目の施行。過去の傾向チェックの際は注意していただきたい。