障害の絶対王者に衰えはない。9歳を迎えた
オジュウチョウサン(牡、美浦・和田郎)が、18日の
中山グランドJで史上初のJRA同一G1・5連覇を狙う。11カ月ぶりの障害復帰戦となった前走の
阪神スプリングJは、前年の
最優秀障害馬シングンマイケル以下を圧倒。9馬身差をつける圧巻の独壇場で世代交代に待ったをかけた。
15日の最終追い切りは美浦Wで5F67秒8-38秒6-12秒6(馬なり)を計時。騎乗した石神は「誘導馬が遅かったので自然と単走の形になったけど、しっかりできました。気合が乗り、前走と同じような仕上がりです」と出来に太鼓判を押す。
主戦は「相変わらず飛越が低く、重厚感があって安定している」と、史上最強の名ジャンパーを称賛する。「僕も信頼しているし、馬も僕を信頼してくれている。今回も何も心配していません。よほどのアク
シデントがない限り、5連覇できると思っています」と自信満々。あとは決戦の日を楽しみに待つだけだ。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ