「天皇賞(春)・G1」(3日、京都)
連覇の懸かる
フィエールマンは1日朝、予定通りに美浦トレセンを出発し、午前11時50分に京都へ到着した。昨年同様に金曜輸送を選択。手塚師は「1頭だけの輸送だったらやめていたんだけどね。ただ、今回は
ミッキースワローが行くと聞いて、それなら連れて行こうと」と理由を説明した。「早く来たんだけど、もう出ていたよ」と見送れなかったが、「何も問題はない」と断言。G1・2勝馬への信頼感と、中間の充実度があればこそだろう。
枠順発表前は「どこでもいいよ。大外でも14頭。去年は13頭立ての10番で勝っているし、そんなに変わらない」と話していたが、結果は大外の8枠14番に。それでも「後入れの枠だからね。去年も外を回って引っ掛かっていた。最初に(ハミを)かむ馬だけど大丈夫」と気にした様子はなかった。
残る心配は当日の馬場状態だけだ。報道陣に「日曜日の天気はどうなんだろう」と、逆取材をしながら「(昨年の)
有馬記念くらいの馬場までならいいんだけどね。あまり掘れているようだと、ノメってしまって気にしてしまう可能性がある」と空を見上げた。
京都競馬場周辺の天気予報は、土曜日は終日晴れで、レース当日の日曜日は曇りのち雨で降水確率は50%。微妙な状況だが、課題を克服してこそ、再び頂点に立つ資格がある。
提供:デイリースポーツ