18日、
浦和競馬場で行われた11R(C1・ダート1400m)で、
トーセンマンボ(牡3、浦和・
小久保智厩舎)が優勝。同馬に騎乗していた
内田博幸騎手(36、大井・荒井隆厩舎)は、地方、
JRA合わせて今年506勝(地方445勝、
JRA61勝)となり、佐々木竹見元騎手が66年に記録した
地方競馬の年間最多勝505勝を40年ぶりに更新した。
同騎手は89年にデビュー。04年に初の全国リーディングに輝くと、昨年も、地方歴代2位となる年間465勝を挙げて2年連続の栄冠を手にした。今年も交流GIを5勝するなど、全国リーディングを独走中。18日現在、地方通算15691戦2695勝(
JRA通算978戦108勝、海外3戦0勝)。南関東(交流含む)重賞60勝、
JRA重賞4勝。
66年の佐々木竹見元騎手の成績は、地方2384戦505勝(
JRA0戦0勝)で、勝率は21.2%。
内田博幸騎手は
JRAの成績も加算しているため単純比較はできないが、当時は南関東に騎乗制限が無かったのに対し、現在は1日8回以下、連続騎乗6回以下の騎乗制限がある。今年は2252戦506勝(地方1820戦445勝、
JRA432戦61勝)、勝率22.4%と、少ない騎乗数で佐々木元騎手の勝率を上回っており、内容的にも中身の濃いものと言える。
なお、内田騎手の年間最多勝日本記録更新記念表彰式を、26日(火)の大井競馬7R(15:50)終了後、TCK場内賞典台にて実施する。また日本記録を記念し、当日は先着5000名にスクラッチカードを配布し、抽選で“506名”に
内田博幸騎手記録更新記念グッズがプレゼントされる。
【
内田博幸騎手コメント】
「ホッとしました。今年達成できなかったら、来年は難しいと思っていたので嬉しいです。また、この記録は、地方・中央含めて数多くの馬に騎乗させていただくなど、関係者皆様方のおかげです。佐々木竹見さんの記録は超えましたが、騎乗技術はまだまだ及びませんので、尊敬する竹見さんに近づけるようこれからも頑張ります」