「
フェブラリーS・G1」(21日、東京)
アルクトスは17日、美浦坂路で最終リハ。前を行く僚馬2頭を目標に発進すると、リズミカルなフットワークで気持ち良さそうに登坂。楽な手応えのまま、4F51秒8-37秒7-12秒2のタイムを刻んでゴールを駆け抜けた。
手綱を取った田辺は「目標というか、前2頭は気にせず、自分のリズムで走らせた。きょうは息遣いとゴールに向かっての伸びを確認したかったので。最初から最後まで思い通り。バッチリ」と納得の表情を浮かべた。
もともとが使って良くなるタイプ。
南部杯2着から直行で臨んだ昨年は、速い流れを先行したのもあって9着とバテた。その教訓から、日本レコードで
南部杯を制した2021年は、根岸Sを挟むローテを選択した。栗田師は「
フェブラリーSを大目標に、どういう形で行くか相談をして根岸Sを使った。心肺機能や精神面でも良くなってきたし、きょうもセンス良く走れていた」と狙い通りの良化ぶりに満足げだ。
主戦も「前走も想像以上に頑張っていたし、力をつけているなと思った。この馬にとって千六という舞台は絶好だし、いい結果を出したい」と胸を張る。理想的な臨戦過程で臨む大一番。20年とは違う姿で頂点獲りに挑む。
提供:デイリースポーツ